「接触追跡アプリ」+「健康観察自動化」で クラスター発生検知をより早く!
「グラスフォンfor健康観察」はクラスター(集団感染)を察知するためのアンケートシステムです。
観光地やイベント、飲食店などにおいて、関係者や利用者が「グラスフォンfor健康観察」に参加登録すると、10秒ほどで回答できる簡単なアンケートが一定期間、携帯電話に毎朝届きます。それに回答して頂くことで新型コロナウィルスの感染リスクを把握していきます。
そして、万が一クラスター発生の可能性が高くなると本人にそのことをお知らせすると同時に、行政や保健所など関係機関と連携します。
類似システムとの違い
政府主導のブルートゥース機能を利用した接触確認アプリや、大阪・北海道などで導入予定のイベント時・店舗利用時にQRコードを読み取る接触追跡アプリでは患者(確定例)が発見されてから追跡が始まります。
「グラスフォンfor健康観察」は、イベント時・店舗利用時に登録する点では大阪・北海道のアプリと同様です。しかし、その利用者に対して直接的な健康観察を継続して行うことで、体調不良者が続出した場合にクラスター発生を早期検知できることが大きなアドバンテージとなっています。
導入事例:「Go To トラベルキャンペーン」を控え、竹富町の島々で稼働開始
竹富町の各島には十分な医療体制がないため、新型コロナ感染防止策の徹底、および感染経路の把握がたいへん重要となっています。そこで竹富町では「グラスフォンfor健康観察」を導入することにより、観光や仕事で竹富町の島々に渡った方々の健康観察を、来島後1週間にわたって自動的に実施することを可能としました。
竹富町では2020年7月10日(金)より、石垣港離島ターミナル内の各船舶会社チケット購入窓口に「グラスフォンfor健康観察」登録用のQRコードを設置しております。お客様が竹富町の島々に渡る際にQRコードで登録いただくと、入島から1週間のあいだ健康状態を確認するショートメールが1日1回届きますので、そこに数タップで回答していただきます。また、感染の疑いが見つかれば別途コールセンターから電話でヒアリングを行い、医療機関と連携して対策を進めます。