こんにちは、地方創生担当の安田です。

去る5月25日(木)に、弊社も会員として参画している「IoTビジネス推進コンソーシアム沖縄」主催のセミナーが開催されました。
弊社メンバーも参加してきましたので、いくつか抜粋して以下にレポートしたいと思います。

 

第1部 「地域を超えてDXを実現する為に」

講師 事業創発研究会 DigBizみやぎ 代表理事 原 亮さま

水産とITの組み合わせ (宮城県仙台市)

漁場をモニタリングし、海のデータを可視化して提供するクラウドサービスの紹介。海水温度、塩分濃度、クロロフィル濃度、濁度、溶存酸素量など、海中の環境データを得ることができる。

ラジコンでAI自動走行テスト

自動車の自動走行テストに関して、日本は、海外のように広大な土地がないためテストに費用と時間が掛かる。そこで、日本の大手自動車メーカーが自動走行に必要な場所を選ばずにすむAIを使った自動走行のラジコンの注文が殺到している。

クリーニングのオンライン化 

人口5万人の地域商店がITベンチャーに。80年続くクリーニング店の3代目がITベンチャーに憧れ、自力でオンラインサービスを開発してリリースした。
サービスサイト:https://curasutas.jp/service/

第2部 「サスティナブルな社会を創る マクニカの役割」

講師 株式会社マクニカ 常務取締役 佐藤 剛正さま

MaaSを利用した自動運転バス(羽田イノベーションシティ) 

マルチ発電機、メタンガス、太陽光で動く。世界初、雪上でのバスの自動運転も成功している。事故ゼロ記録を更新中。
サービスサイト:https://onl.sc/RUxezht

第4部「社会貢献グループからの進捗報告」

講師 IoTビジネス推進コンソーシアム沖縄 理事 新田 哲也さま
環境省 西表自然保護官事務所 アクティングレンジャー 田中 詩織さま

カンムリワシ保護支援の取り組み

カンムリワシは獲物(エサ)が主に道路にいるため交通事故による死亡が増加している。そこでICTを活用し、事故多発区域でカメラによる画像収集など、減少を食い止めるための取り組みを実施。保護したカンムリワシにGPSを付けるかについても検討中。

イリオモテヤマネコを守る取り組み

イリオモテヤマネコは山中ではなく海岸近くの低地に生息しており、道路にも近いため交通事故による死亡が多い。イリオモテヤマネコを守るための取り組みとして、SNSにて情報投稿や注意喚起を行うと同時に、AIを活用した自動撮影カメラで撮影も行っている。

さいごに

以上、簡単ですが当日の様子をお伝えしました。弊社はこれからもIoTビジネス推進コンソーシアム沖縄を通じ、県内の皆さまに最新のIT/IoT/AI活用事例をご案内していきます。引き続きよろしくお願いいたします。