概要
株式会社ブルー・オーシャン沖縄は2015年度、株式会社サイバー創研、NTTコムチェオ株式会社とともに「テレワークを活用した離島地域における移住・定住促進プロセス構築事業」として、沖縄県竹富町における移住定住率の向上、雇用機会の増加を目指した取り組みを実施しました。
Project
・実施時期 2015年
・実施場所 沖縄県八重山郡竹富町様
・実施範囲 設計 実施
背景・課題
大小離島から構成される沖縄県八重山郡竹富町は豊かな自然に魅かれた移住希望者が多数集まる地域特性がある反面、生活課題や就業課題に起因した移住者の低定着率や観光に次ぐ雇用創造等の課題を抱えています。
このような対象地域の課題やニーズに適応した一体型サービスの構築を目的とし、沖縄県八重山郡竹富町での地域実証事業を計画、実施しました。
ブルー・オーシャン沖縄の取り組みと成果
本事業では、東京に本社を置く企業からの移住者に加えて、竹富町への移住希望者を対象とする「移住促進プロモーション」により、検証に参加する移住者を10名程募集。移住希望者に対しては、民間在宅テレワーカーの育成研修を実施、その後、「在宅テレワーカー」としての就業環境を提供することで、地域課題であるIUターン促進・定住定着化を図りました。
さらに、移住者の定住支援サービスとして、生活コンシェルジュ等の生活直結サービスを竹富町が既に保有するICT基盤のリソース(フリーWi-Fi環境)上で実証しました。
これらの取組は、竹富町が計画する、「既存ICT基盤の観光分野だけでなく、人材育成や雇用等に活用する。」方向性に合致するものであり、本実証で構築するサービスは、事業完了後も竹富町が中心となり継続的かつ自立的に運用できるよう、標準化されたプロセスとして構築されました。
ICT基盤を拡充するサイクルを循環させる「移住促進、地域雇用創出、地域情報発信モデル」としてのふるさとテレワーク事業を契機に竹富町の既存ICT基盤を拡充させながら地域課題を解決するサイクルを循環させることで、IUターン、ふるさと採用の流れを加速化を目指しました。
本事業の報告資料をこちらからご覧いただけます。