概要

沖縄県八重山郡竹富町の西表島・干立地区において実施された夜間避難訓練にて、弊社の共助強化DXソリューション「ニアリンク」の実証を行いました。

Project

実施時期 2021年11月2日
実施場所 沖縄県八重山郡竹富町 西表島 干立地区
実施範囲 設計 実施

背景・課題

同地区は海岸に面した場所にあるため、大きな地震・津波が発生した際のスムーズな避難行動が重要なテーマとなっています。

そのため同地区では自主防災組織を設立し、避難場所、避難経路、備蓄品の確保といったさまざまな整備を進めています。

今回の避難訓練では実践を想定し夜間に行われました。また、訓練の目的は以下の3点が挙げられました。

1)避難道を活用して何分で高台まで避難できるかを知る。
2)書く世帯やさまざまな場所からの避難時の問題点を知る。
3)携帯電話等を使用したアプリケーションの運用実験を実施する。

ブルー・オーシャン沖縄の取り組みと成果

竹富町で初となる自主防災組織を立ち上げた同地区の山下議員を初めとする自主防災組織の皆さんに協力いただき、地区内で実施された本格的な避難訓練にあわせて弊社の共助強化DXソリューション「ニアリンク」を稼働させました。

はじめに自主防災組織の皆さんにお集まりいただき、ニアリンクがスマートフォンの地図上で要避難支援者を確認できる仕組みを見ていただきました。そして、実際に避難訓練が始まると、スマートフォンでニアリンク上に示された地図を見ながら、避難支援を希望されたいる方の自宅に向かい、救助を行った後、避難先である高台へと皆で向かいました。また、ニアリンクでの救助プロセスにご参加いただいた住民の方からも「わかりやすかった」との感想を頂きました。

ニアリンクは、”住民が互いに近くの人を助ける” という最も効率的かつ効果の高い避難支援の姿をテクノロジーの力で実現する仕組みです。従来の防災計画だけでは実現が難しい、しかしこれからの防災活動におけるキーポイントとなる「共助」をDXのアプローチで強力に支援することで、災害発生時に救助に参加できる近隣住民の力を集め、ひとりでも多くの住民の命を救います。