去る2月17日(土)〜2月18日(日)にかけて伊平屋村を訪問しました。これは「伊平屋デジタル・デバイド対策事業」の一環で、今回で今年度3回目の伊平屋島訪問になります。

今回の訪問目的は以下の2つです。
1)障がい者支援団体への訪問
2)一般の方へのテレワーク体験会開催

1)障がい者支援団体への訪問

実は前回伊平屋島を訪問した際、「障がいを持つ人たち向けのパソコン・インターネット講座を開催できないか?」というご相談を受けていました。

そこで今回、そのときの障がい者支援団体さんを訪ね、こちらに通う皆さんがどれだけインターネットに関心をお持ちなのか? どこまで操作ができるのか? 等についてお話を伺いました。

施設内では初めに皆さんと手話を交えながら自己紹介を行い、皆さんがどれだけパソコンに興味があるのか等のヒアリングを行いました。

実際にお話を伺うと、皆さんはあまりパソコンやインターネットに触れたことがないということが分かってきました。

そこで、インターネットを活用することで以下のようなことができるとお伝えし、実際に触ってみました。

  • 好きな動画を見る(料理、体操など)
  • ニュースを見る
  • 買い物ができる
  • 在宅でお仕事ができる・・・など

後日、担当者さんから以下のお声をいただきました。

今回はありがとうございました。

意外にもAさんがキーボードを打っている姿をみてビックリしました。Aさんにとって今回の講習は良い機会だったと感じました。

Bさんも、パソコンでいろいろなことができるんだ…と感動していました。もしかすると彼から操作方法を教えてくださいと言ってくるかもしれません。興味は元々あったようなので、初めにセッティングさえしておけば、直ぐにパソコンを使用したいという気持ちになると思います。

Cさんは、家族と一緒にパソコンでショッピングをしたり、自宅でお仕事をしたり…とやっていけそうな気がしました。Cさんは外に出ることが好きではないので、自宅に居ながら買い物ができると、Cさんの生活環境も少しづつ良い方向へ変わっていくと思います。

これから施設のネット環境を整備して、お仕事の休憩時間に誰かしらパソコンを開いて好きなことができればと思います。

2)一般の方へのテレワーク体験会開催

障がい者支援団体さんへの訪問を終えて、次は我喜屋公民館で「テレワーク体験会」を実施しました。

最初に私たち(アイランドコネクト沖縄)の取り組みについてご説明した後、テレワーク(在宅ワーク)を体験してもらいました。

実施後、皆さんからは「テレワークでの働き方に興味がある」「各種お仕事をやってみたい」というお声がありました。また、今回のイベントでアイランドコネクト沖縄のテレワーカーとして新しく登録された方もいらっしゃいました。今後いろいろなお仕事を通じて、ご自身のスキルアップとともに新しい収入源に繫がれば、私たちもとても嬉しいです。

さいごに

今回、初めて障がい者支援団体さんを訪問したことでとても勉強になりました。また、障がいをお持ちの皆さんもインターネットに関心をお持ちであることが分かって嬉しかったです。

パソコン・インターネットを使えるようになることで、できることの幅も広がりますし、生活の質を高めることもできます。健常者とハンディを持つ皆さんが共生していくためにも、インターネットを通じた社会とのつながりをさらに広げていきたいと思います。


この日の夜は居酒屋さんで「山羊のマース煮」をオーダーしました。
左の新里(うちなんちゅです)は今回初めて山羊を食べたそうです。おめでとう!