Business Advice

Insight2016-08-01T14:51:33+09:00
1609, 2025

チームワークより重視すべきは離島の価値観 〜 離島テレワーク事業10年の軌跡

By |2025年9月16日|アイランドコネクト沖縄, 地方創生/地方活性化|

こんにちは、地方創生担当の安田です。 私たちブルー・オーシャン沖縄が地方創生事業をスタートして、2025年でちょうど10年になります。 そこで今回私は当事業の責任者である崎山にインタビューを行い、事業を通じて実現したいこと、始めたきっかけや苦労したこと、今後の展望など広く話を聞きました。ぜひご一読ください。 ― 離島テレワークを始めたきっかけを教えてください。 2015年に当時総務省大臣だった高市早苗さんの肝いりで、ふるさとテレワーク推進のための地域実証事業という公募が出ました。 私は当時、テレワークという言葉に対して、離れて仕事をすること、くらいの認識でしたが、離島の課題解決に有効な手段かもしれないと思い、応募して採択されました。そこから足かけ10年で現在に至るという感じです。   ― 離島の課題とはなんですか? 私が深く関わっている竹富町という町があります。西表島や竹富島など9つの有人島で構成されている大変ユニークな行政区です。 その町で、ある年に一気に人口が減少したということがありました。 それは、リーマンショックによる観光客の激減で、観光業に携わっていた移住者がごっそり島外に転出したんですね。   ― そんなことがあったとは知りませんでした。 コロナ禍で飲食店が苦しんだように、自分たちがどんなに努力しても外的要因により立ち行かなくなることもあります。リーマンショックで竹富町はそういう危機に陥りましたが、離島振興で最優先されるのは、人口を減らさないということです。 そう考えると、観光など単一の基幹産業に頼るのはリスクが高いと思い、新しい産業をテレワークで創れるのではと応募しました。   ― どのような業務を実証したのでしょうか? 東京の大手コンタクトセンターの、ITに関わる一次対応窓口を西表島の方で請ける体制を構築しました。オペレーターは7名輩出し、業務にあたりました。   ― いまその体制はどうなっていますか? 7名のオペレーターは全員辞めてしまいました。この実証で私自身とても大きな気づきがあり、それを今日のアイランドコネクト沖縄の運営に活かしています。   ― なぜみなさん辞めてしまったのでしょうか? オペレーターのほとんどは島に移住した方でした、コンタクトセンターでの窓口業務は東京など都会の仕事と変わりません。報酬も東京の水準です。 ところが、せっかく島に移住したのに、東京と同じ感覚で働くのは自身が望んでいる暮らし方ではない、という意見が大半でした。 これには大変衝撃を受けましたし、なぜそうなったかという本質的な課題を知ることになったのです。 ― その本質的な課題とはなんでしょうか? まず。我々が仕事を持ってきたら島の人に感謝されるだろう、報酬が高ければ島の人が喜ぶだろうという、なんというか、私自身のおこがましさ、厚かましさ、驕りを強く反省しました。 [...]

石垣島テレワークセンターが始動しました!(令和7年度離島テレワーク拠点整備支援事業)

2025年8月27日|0 Comments

皆さまこんにちは、地方創生担当の安田です。 弊社は現在、沖縄県が推進する「令和7年度離島テレワーク拠点整備支援事業補助金」の交付決定に基づき、県内離島においてテレワーク拠点の整備を進めております。 そんな中、8月より石垣島にて新たなテレワーク拠点を開設、業務をスタートしましたので、その様子を写真とともにお伝えしたいと思います。 石垣島テレワークセンター外観 コンクリート2階建ての2階部分に私たちの石垣島テレワークセンターがあります。 駐車場も完備しています。 石垣島テレワークセンター内部 オフィスの中はかなり広く、かつリフォームもされていて、とてもきれいです。 作業スペースでは、さっそく業務の研修がスタートしています。 本土企業さまの案件です。 業務の合間にリラックスできるよう、ちょっとした休憩スペースも設けました。 石垣島テレワークセンターでは特にセキュリティへの配慮が必要な案件が多いため、ロッカールームの整備も必須となっています。 石垣島と周辺の島々 石垣島自体、大変に美しい島ですが、周囲にある大小さまざまな島へのハブにもなっています。 休みの日に少し足を伸ばしてみました。 ガイドブックなどでよく見る石垣島・川平湾の風景。 石垣港からフェリーで30分の黒島。 牛が多いことで知られる島で、人口約220名に対して牛が3000頭以上います。 石垣港から船で約15分の竹富島。こちらもおなじみの風景ですね。 石垣島から近く、船の便数も多いため、いつも多くの観光客で賑わっています。 石垣島テレワークセンターではワーカーさんを募集しています! なお、こちらの石垣島テレワークセンターでは現在、以下の現地ワーカーさんを募集しています。 少しでもご興味をお持ちいただけましたら、まずはぜひお気軽にお問い合わせください。 詳細は以下のリンクからご確認いただければ幸いです。 【石垣島オフィス】シフト自由!スキマ時間でデータ入力/写真検品!ワーカー募集中 【石垣島オフィス】現地リーダー募集!フルタイム勤務(土日祝休み) 私たちはこれからも、受注業務の高付加価値化を図る拠点型テレワークを県内離島で推進し、現地の皆さまが社会で活躍できるプラットフォームづくりを進めてまいります。引き続きどうぞ、よろしくお願いいたします。

防災コラムを更新しました(内閣府防災基本計画)

2025年8月13日|0 Comments

このたび弊社の防災DXサイトにて、新たなコラムを公開しました。 ▶ 「内閣府防災基本計画」にみるIT活用と情報共有の重要性 内閣府が策定している「防災基本計画」。その中で強調されている「IT活用」と「情報提供」について、防災基本計画の内容に照らしてわかりやすく紹介しています。ぜひご一読ください。 内閣府防災基本計画とは? 内閣府防災基本計画は、日本の防災対策の最も基本的な枠組みを示す国の計画で、災害に強い社会をつくるための指針となるものです。 地震や台風など多様な災害を想定し、国・自治体・事業者・住民がそれぞれどのように備え、対応すべきかを体系的にまとめています。 内容は、平常時の予防や減災対策、災害発生時の情報伝達や避難、応急活動の方法、そして復旧・復興の進め方まで幅広くカバーしています。 また、最新の技術を活用した防災デジタルプラットフォームの整備や、ITを用いた情報共有の強化なども盛り込まれており、社会全体で迅速かつ的確に対応できる仕組みを目指しています。

【事例紹介】沖縄県伊平屋村役場の広報誌発行をサポート

2025年8月6日|0 Comments

このたび、当サイトの事例紹介ページにて、沖縄県伊平屋村が発行する広報誌のサポート事例を公開しました。 株式会社ブルー・オーシャン沖縄は、沖縄県が令和元年にスタートした「離島ICT利活用促進事業」等を通じて、離島における新しい働き方を支援してきました。また、この取り組みの一環として人材プラットフォーム「アイランドコネクト沖縄」を立ち上げ、在宅ワーカーの育成と活用を推進しています。 伊平屋村広報紙「広報いへや」での取り組み 2022年4月より、伊平屋村役場が毎月発行している広報紙「広報いへや」の取材・執筆業務等において、アイランドコネクト沖縄のワーカーを活用いただいております。これは、村役場の業務効率化と、島民の新しい仕事の創出という、双方のニーズが合致したことで実現したものです。詳しくは以下のページをご覧ください。 【事例紹介】 アイランドコネクト沖縄の在宅ワーカーが、沖縄県伊平屋村役場の広報紙発行をサポート Screenshot 沖縄県内の自治体職員の皆様へ ブルー・オーシャン沖縄は、今後もアイランドコネクト沖縄を通じて離島在住の在宅ワーカーさんと自治体様を結び付け、業務効率化と新しい働き方の創出に貢献してまいります。 地域住民の力を活用した業務改善にご興味がございましたら、ぜひお気軽に弊社までお問い合わせください。

2507, 2025

【事例紹介】沖縄県伊江村のInstagram運用をサポート

By |2025年7月25日|アイランドコネクト沖縄, 地方創生/地方活性化, 移住定住支援|

このたび、当サイトの事例紹介ページにて、沖縄県伊江村が運用する移住検討者向けInstagramアカウントの運用サポート事例を公開しました。 【事例紹介】 アイランドコネクト沖縄の在宅ワーカーが、沖縄県伊江村のInstagram(インスタグラム)運用業務をサポート 2022年からスタートしたこのプロジェクトでは、伊江村でのリアルな暮らしの様子を伝えるInstagramの発信を支援しています。また、投稿内容の提案から制作に至る一連のプロセスは、弊社の人材プラットフォーム「アイランドコネクト沖縄」に登録している伊江島の在宅ワーカーさんと共に取り組んでいます。 https://www.instagram.com/iejima_iju_official/ このように、本プロジェクトは伊江村役場の業務効率化だけでなく、島民への新たな仕事創出にも貢献しています。また、当該Instagramアカウントのフォロワー数も順調に増加し、移住検討者の方々から多くの反響をいただいております。現在は写真だけでなくリール(動画)投稿も増やし、フォロワーは年間200名以上のペースで増え続けています。 弊社では今後も、アイランドコネクト沖縄を通じて離島在宅ワーカーの皆さんの力を引き出しながら、自治体や企業様の業務効率化と質の向上を支援してまいります。

1807, 2025

最適なWi-Fi環境を構築するために。ブルー・オーシャン沖縄が選ぶ信頼のRuckus / Cambium Networks製品群

By |2025年7月18日|ネットワークインフラ, 公共Wi-Fi設置|

私たち株式会社ブルー・オーシャン沖縄は、これまでに離島を含む県内各地において、多数の広域Wi-Fi案件に関わってまいりました。また、その際は真に中立的な立場から、特定のメーカーや製品に縛られることなく、お客様の満足度を最大化するためのご提案を最優先に取り組んでいます。 そんな中、長年の経験と実績を通じて特に信頼を置いているハードウェア製品もあり、その中でも無線LANソリューションにおいてRuckus(ラッカス)社とCambium Networks(キャンビウムネットワークス)社の製品群は、お客様の多様なニーズに応える上で大きな強みを発揮しておりますので、以下でその特徴や実績をご案内したいと思います。 Ruckus:安定性と高速性を兼ね備えたWi-Fiソリューション Ruckusは、1台で広域をカバーし、また干渉にも強く、安定的かつ高速で繋がるWi-Fi機器のブランドです。 特に大規模な環境や厳しい無線環境(高密度、高干渉、高ロスなど)において、優れたパフォーマンスと安定性を提供することが大きな特徴となっています。 ブルー・オーシャン沖縄はこれまで大変多くの案件でRuckus製品の導入を行っており、同社製品群の実績においては沖縄県内No.1を自負しております。 Cambium Networks:世界をリードする無線ブロードバンドソリューション 米国シカゴに本社を置くCambium Networks社は、無線ブロードバンドソリューションの分野で世界をリードする企業です。 ブルー・オーシャン沖縄では、Cambium Networks社の「V1000」や「V3000」といった製品を取り扱っており、実案件でも活躍しております。 これらの製品はギガビットレベルの高速ワイヤレス接続を実現するためのデバイスですが、どちらも60GHz帯のミリ波を利用しており、光ファイバーに代わるコスト効率の良いソリューションとして知られています。 無線ネットワーク構築における弊社の事例 例えば、竹富町のとある大型宿泊施設においてRuckus社の製品を導入し、高速な長距離無線ネットワークを構築した例がございます。 こちらのケースでは、離島という地理的特性上インターネットの通信速度が著しく遅いという課題が常態化している中、Ruckusを導入し、拠点間無線接続技術を利用することで通信速度の改善に成功、顧客満足度の向上に大きく貢献することができました。 また、沖縄県内の屋外型ファミリー向け大規模パークでCambium Networks社の製品が活躍した例もございます。 同パークは総面積が20万平方メートルもあり、LANを有線で設置するには億単位のコストとなる一方、通常の無線LAN(5G/2.4G)では通信距離が期待できないという課題を抱えていました。 そこでCambium Networks社の「V1000」(最高速度:2Gbps(双方向)、通信距離:数百メートル)および「V3000」(最高速度:7.2Gbps(双方向)、通信距離:数百メートル)を選定し施工。その結果、費用は有線LANを敷設した場合の5分の1程度におさえながら、仕様で求められている性能を実現しました。 製品の実力をお客様の満足につなげる技術力 なお、弊社はその他にも、大型リゾートホテル、大型商業施設、離島間通信、自治体が提供するフリーWi-Fiなどで多数のネットワーク設計〜施工実績がありますが、これらはいずれも、各社製品の強みと弊社の提案力・技術力がひとつになって実現したものと自負しております。 ネットワーク構築・改善案件の事例はこちら>>> 私たちは、お客様の課題解決の実現まで伴走していくパートナーとして、これからも地域の未来づくりに貢献してまいります。無線LANの導入やネットワーク基盤の最適化をご検討中の自治体様、企業様は、ぜひお気軽にご相談ください。 お問い合わせ先 お電話:098-917-4849 (9時~18時/土日祝祭日を除く) E-Mail:info@boo-oki.com

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